ラインケア
3/14 10人に1人が「うつ」の時代     ~職場で1人が「うつ」になると何が起こるのか?~

【テロップ】
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【ノート】
10人に1人が一生のうち一度はうつになる、と言われています。その意味では職場でいつ部下がうつになってもおかしくない状況が存在します。では、職場でひとり「うつ」になると、どのようなことが起こるのかを見ていこうと思います。メンタルヘルス不調には症状としての集中力低下、判断力の低下、意欲の低下等がよくみられますが、ある程度の期間、いつもの調子がでないな、と思いながらも勤務をしている方がほとんどです。そのため、勤務しながらのパフォーマンスの低下が起こります。その後、受診し、治療開始となった場合、平均3か月程度の自宅療養と服薬となりますが、症状が改善し復職しても元通りに仕事ができるようになるまでには6か月以上かかると言われています。一方、休職前後のフォローは周囲がするわけですので、負担している他の社員の肉体的・心理的疲弊の問題、そして「自分の仕事だけでも大変なのに、いつまでフォローしないといけないんだ。。。」といった職場の雰囲気の悪化、最悪の場合はフォローしていた方のダウンといったことまでも考えられます。つまり、個人のパフォーマンスの低下から始まったものが、職場全体のパフォーマンスの低下につながる、ということがメンタルヘルス不調の大きな特徴であり、怖い点です。