ハラスメント
4/14 職場におけるハラスメント①~パワー・ハラスメント~

【テロップ】
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【ノート】
職場におけるハラスメント問題の1つめは、パワー・ハラスメントの問題です。パワー・ハラスメントとは、職場において行われる優越的な関係を背景とした言動で、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働者の就業環境が害されるものです。注意していただきたいのが、「優越的な関係」には、地位に基づく上下関係だけでなく、知識や専門性に基づく上下関係なども含まれます。パワハラというと一般的には上司から部下というイメージが強いですが、高い専門性をもつ後輩が先輩を馬鹿にする、在籍の長い社員が異動してきたばかりの上司を軽視する、気の弱い上司の指示を部下が集団で無視するといったような地位によらないパワハラも存在します。また、定義中の「労働者」には、正社員だけでなくパート社員や契約社員といった非正規社員も含まれます。さらに、派遣社員についても、自社で雇用する労働者と同様の配慮が求められている点にも注意が必要です。加えて、他の事業主が雇用する労働者やインターン、求職者に対する言動にも注意を払うよう言及されている等、パワー・ハラスメントの定義が含んでいる範囲を理解しておくことが重要です。