株式会社ドリームホップはNPO法人プライスアイと共同で、第92回日本産業衛生学会ポスターセッションにおいて「外国人派遣労働者と日本人派遣労働者のストレスチェック結果の比較」の演題で発表いたしました。
<目的>
製造現場における外国人派遣労働者と日本人派遣労働者のストレスチェックの結果の比較を行うことで、その課題を発見し、外国人労働者に対する職場のメンタルヘルス支援の課題を検討すること
*本件の外国人派遣労働者は実習生や留学生は含まれていない。
<方法>
職業性ストレス簡易調査票の多言語版(アジア圏の6ヶ国語)を使用し日本人、外国人それぞれ654名にてt検定を元に結果比較を行った
<結果>
・「仕事の質的負担」は外国人派遣労働者の方が悪かったという有意性を発見
・「自覚的な身体的負担度」「職場環境によるストレス」ではの有意性は発見できなかった
・その他の項目では日本人派遣労働者の方が悪いという有意性を発見
<考察>
・同じ業務をしても日本人派遣労働者の方が相対的に悪いとらえ方をする可能性が考えられる
・国別の比較はしていないので外国人労働者内での比較も今後は検討する価値がある
<分析アドバイザー>
東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野 渡辺 和広 先生(助教)